・空巣ねらいの人はもう少し調査するように!2005/10/13 12:00

 前に書いた「見知らぬ母からの電話」事件と「午前三時の電話」事件は、今から15年ほど前に起こった事件で、この二つは3ヶ月くらいの間に発生している。
 そしてもうひとつ同じ時期というか、「見知らぬ母からの電話」事件の少し前に起こったのが

「寝てるところに空巣ねらい」事件 だ。


 風の強い夜だった。一度寝入ってしまえば朝までぐっすりの酢こんぶなのだが、その日に限って夜中に目がさめた。目がさめた瞬間に襖の隙間から漏れている光に気がついた。

 いけね、隣の部屋の電気消さずに寝ちゃった。

 とっさにそう思った酢こんぶはすぐに起き上がってガラリと襖を開けるとそこには、、、、
部屋をこうこうと照らす蛍光灯と、割れた窓ガラスがあった。

 この時点で酢こんぶはまだ泥棒に入られたとはちーとも気づかず、

 あちゃー、風でなんか飛んできてガラスが割れちゃったよ。

と思った。

 とりあえず部屋の中を確認し、でも割れてしまったものは元には戻らないのでそのままにして寝ることにしたのだが、布団の中でどんどん不安になってきた。

 そういえば、ガラスが妙にきれいに割れていた。しかも部屋の中にはガラスの破片など見当たらなかったし。

 あれ?、もしかして、、、、、。

 やっと泥棒じゃないのかと思いついてもう一度起き上がり、隣の部屋を調べてみたのだが、やはり窓ガラスの鍵の部分だけがきれいに三角に割れていて、とてもなにかが偶然ぶつかって割れたとは見えない。さらに鍵が開いていて、ガラスの破片もない。こりゃ泥棒に間違いないや。

 てことはまだ家の中に泥棒がいるかもしれない?

 もうそれからは死ぬほどドキドキしながら、家中のドアと押入れを全開に。幸い家の中には誰もいなくて、その調査の結果、勝手口が開いているのがわかった。

 多分泥棒は、うちに誰もいないと思い込んでガラスを割って窓から侵入、部屋を物色するために電気をつけ、隣の部屋に続く襖をあけてみてびっくり!酢こんぶが寝ていたので、そのまま勝手口から逃走した、ということだと思われる。

ちゃんと確認してからこいよ > 空巣ねらい
(あ、いや、むしろくるな)

 その後またまたドキドキしながら布団に入り、よく眠れないまま朝になったところで110番に電話。

「すいません、泥棒に入られたみたいなんですけど。」
「いまその泥棒が逃げて行ったとかですか?」
「いや、昨日の夜ガラスを割って侵入したらしいんですが、
 今はもういません。」
「じゃ、近くの交番から警官を向かわせますので。」

というやりとりがあって、しばらくするとパトカーがやってきた。現れた警官は、制服を着た巡査らしき人、スーツ着た人、いかにも刑事然としたトレンチコートの人という3人。

 そして現場検証が始まった。

(つづく)


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