・「非科学的」ってどういうこと?2007/05/24 15:12

霊的な現象とかを否定するときに
「そんな非科学的なことはありえない」
という言い方をする人がいるが、常々この言い方は間違っているのではないかと思っている。

前後の文脈から、こういう言い方をするひとは
「科学で説明できないことは間違いだ」
と考えている節がある。

これは果たして科学的な態度なのだろうか?

そもそも心霊現象に関しては「現代の科学でははっきりしたことがわからない」というのが最も公平な見方で、肯定も否定もできないというのが正しいのでは?

何らかの現象が観測されたとき、

観測する
 ->観測結果を説明する仮説を立てる
  ->仮説を証明するための観測をする
   ->観測結果に従い仮説の正誤を判断する

という過程を踏んだのち、多くの人がその仮説が正しそうだと認めるとその仮説は(その時点で)科学的に正しいと言われることになる。

こういう過程を踏んでいない現象に関して肯定や否定をするのは、それこそ「非科学的」な態度なのではないだろうか。

根拠もなく心霊現象を否定する、早稲田大学理工学部教授のO槻という人物が大嫌いな理由は、最も科学的であるべき立場にいながら、その姿勢があまりにも非科学的だからだ。こんな人物を科学者と呼ぶのは
地球の恥
だとすら思える。

科学というものは日々新しくなっていくもので、昨日正しいと思われていたことが今日は否定されるということを繰り返して進歩してきた。科学者は常に真理、つまり「本当のことが何か」を追求しつづける。真理追究の過程では、自分が立てた理論を否定せざるを得ないこともあるだろう。より真理に近づくためには、そもそも自分が間違っているかもしれないと常に考えつづける必要があるように思う。

アインシュタインは相対論によってニュートン力学を「拡張」した。ニュートン力学が否定されたとも言えるこの事実をニュートン本人はどう考えるだろうか?

きっとニュートンは喜んでいるに違いない。

相対論によって、人類はより真理に近づいたのだから。

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