・大量のダウンロードファイルを効率的にデコードする方法を考えてみた。その2 rarと単純バイナリ分割編 ― 2009/07/31 13:21
その1 par2編はこちら
par2に続いて、rarファイルのデコードについて考える。実はこの場合はバッチファイルでOKだ。というのもrarをデコードするためのWinRARは実行後に自動的に終了してくれるのでデコードのコマンドをバッチファイル内に連続して書けばOK。具体的な記述は、
"C:\Program Files\WinRAR\WinRAR.exe" X "d:\movie\movie.avi.part01.rar" "d:\movie\"
"C:\Program Files\WinRAR\WinRAR.exe" X "d:\douga\douga.avi.part01.rar" "d:\douga\"
てな感じ。最初の""内はWinRAR.exeの場所、次の「X」は「パス付でデコードしろ」という命令、二つ目の""内はデコードしたいファイルのパス、最後の""内はデコードしたファイルを置く場所、ということで、これを実行すると元ファイルと同じ場所にデコードされたファイルが作られる。
エラーが起きたときやパスワードを要求された時に止まらないようにするため、「X」のかわりに「X -y -pa -o- -av-」とかにするといいかも。
-y:すべての質問に"yes"と答える。
-pa:パスワードを"a"とする。(当然正常にデコードはされない)
-o-:同名ファイルを上書きしない。(安全のため)
-av-:信頼性情報を無視する。(処理が速くなるらしい)
というわけで、バッチファイルを作るのがちょっと面倒だがrarに関してはかなり効率的にデコードすることが可能だ。
では最後に単純バイナリ分割されているファイルのデコードというか結合について考える。
このタイプには結合用のバッチファイルがついていることもあるので、その場合はこのバッチファイルを連続実行させればOK。但しバッチファイルのあるフォルダに移動しないと、動作しないので要注意。
c:\movie\movie.bat
d:\douga\douga.bat
という場所にバッチファイルがある場合の連続実行バッチファイルの内容は、
cd c:\movie
call movie.bat
cd d:\douga
call douga.bat
てな感じ。
バッチファイルがない場合は自分で作ることになるが、copyコマンドがズラズラと並ぶだけなので内容は単純。
例えば、
movie.avi.001
movie.avi.002
movie.avi.003
|(以下ファイルの数だけ続く)
という分割ファイルが「c:\movie」というパスにある場合のバッチファイルは、
copy /b movie.avi.001 movie.avi
copy /b movie.avi+movie.avi.002 movie.avi
copy /b movie.avi+movie.avi.003 movie.avi
|(以下ファイルの数だけ続く)
となって、2行目からは数字が変わるだけの繰り返しになるので、コピーして数字の部分だけ変えていってもいいし、表計算ソフトのセル参照やオートフィルなどを使って効率的に作ることもできる。これができたら上記の要領で連続実行用のバッチファイルを作ればOK。でもやっぱりバッチファイルを作るのが面倒くさい。
さて、とりあえず各種ファイルを連続デコードする方法は確立されたわけだが、結構面倒な作業が必要だ。そこで、その3ではさらに効率を上げる方法はないものかを考えてみることにする。
(つづく)
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par2に続いて、rarファイルのデコードについて考える。実はこの場合はバッチファイルでOKだ。というのもrarをデコードするためのWinRARは実行後に自動的に終了してくれるのでデコードのコマンドをバッチファイル内に連続して書けばOK。具体的な記述は、
"C:\Program Files\WinRAR\WinRAR.exe" X "d:\movie\movie.avi.part01.rar" "d:\movie\"
"C:\Program Files\WinRAR\WinRAR.exe" X "d:\douga\douga.avi.part01.rar" "d:\douga\"
てな感じ。最初の""内はWinRAR.exeの場所、次の「X」は「パス付でデコードしろ」という命令、二つ目の""内はデコードしたいファイルのパス、最後の""内はデコードしたファイルを置く場所、ということで、これを実行すると元ファイルと同じ場所にデコードされたファイルが作られる。
エラーが起きたときやパスワードを要求された時に止まらないようにするため、「X」のかわりに「X -y -pa -o- -av-」とかにするといいかも。
-y:すべての質問に"yes"と答える。
-pa:パスワードを"a"とする。(当然正常にデコードはされない)
-o-:同名ファイルを上書きしない。(安全のため)
-av-:信頼性情報を無視する。(処理が速くなるらしい)
というわけで、バッチファイルを作るのがちょっと面倒だがrarに関してはかなり効率的にデコードすることが可能だ。
では最後に単純バイナリ分割されているファイルのデコードというか結合について考える。
このタイプには結合用のバッチファイルがついていることもあるので、その場合はこのバッチファイルを連続実行させればOK。但しバッチファイルのあるフォルダに移動しないと、動作しないので要注意。
c:\movie\movie.bat
d:\douga\douga.bat
という場所にバッチファイルがある場合の連続実行バッチファイルの内容は、
cd c:\movie
call movie.bat
cd d:\douga
call douga.bat
てな感じ。
バッチファイルがない場合は自分で作ることになるが、copyコマンドがズラズラと並ぶだけなので内容は単純。
例えば、
movie.avi.001
movie.avi.002
movie.avi.003
|(以下ファイルの数だけ続く)
という分割ファイルが「c:\movie」というパスにある場合のバッチファイルは、
copy /b movie.avi.001 movie.avi
copy /b movie.avi+movie.avi.002 movie.avi
copy /b movie.avi+movie.avi.003 movie.avi
|(以下ファイルの数だけ続く)
となって、2行目からは数字が変わるだけの繰り返しになるので、コピーして数字の部分だけ変えていってもいいし、表計算ソフトのセル参照やオートフィルなどを使って効率的に作ることもできる。これができたら上記の要領で連続実行用のバッチファイルを作ればOK。でもやっぱりバッチファイルを作るのが面倒くさい。
さて、とりあえず各種ファイルを連続デコードする方法は確立されたわけだが、結構面倒な作業が必要だ。そこで、その3ではさらに効率を上げる方法はないものかを考えてみることにする。
(つづく)
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コメント
_ 木全直弘 ― 2009/08/01 11:53
ブログの表示が変わって、読みやすくなったね!
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