・中古PCを買うときに注意すべきこと(Windowsのインストールについて)。 ― 2010/06/28 15:22
6/25のエントリの通り、最近酢こんぶは中古PCを2台買い、それぞれにWindowsXPをインストールしたわけだが、その過程でわかったちょっと注意すべきことを書いておこう。
それは、
○筐体に貼ってあるライセンスシールのプロダクトキーは
無効なことがある
ということ。
パッケージのWindowsを買った場合、
a)メディアからインストール。
b)インストール途中でライセンスシールのプロダクトキー入力。
c)インストール完了後30日以内にMicrosoftの認証を受ける。
という手順を踏むことになる。
通常メーカ製のマシンにプリインストールされているOSは、プロダクトキーの入力とか認証作業は不要な状態になっている。OS再インストールの場合もリカバリーメディアさえあれば工場出荷状態に戻せるので問題はない。しかし中古PCにはリカバリーメディアが付属していないことも多く、実際今回買ったDELLとNECのマシンも筐体以外には電源ケーブルすら付属していない状態だった。
こういう場合は上記a)b)c)の手順でOSインストールする必要があるのだが、DELLのマシンに手持ちのXP-Proのメディアからインストールしたところ、筐体に貼ってあったライセンスシールのプロダクトキーを受け付けないという状態になってしまった。調査してみた結果、どうもDELLの場合はライセンスシールに記載されているプロダクトキーは有効なものではないらしいということがわかった。さらに新規購入時のDELLのマシンにはリカバリーCDと再インストールCDというものが付属していて、
リカバリーCD
->工場出荷状態に戻す。
プロダクトキー入力も認証作業も不要。
再インストールCD
->OSをクリーンインストールする。ドライバインストールは別途必要。
プロダクトキー入力も認証作業も不要。
ということも判明。
パッケージ版のWindowsと中身はほとんど同じと思われる再インストールCDでプロダクトキー入力も認証作業も不要な理由は、本体のBIOS内のデータとCDに含まれるOEM情報が一致した場合は認証まで終了した状態になるためらしい。
で、結局酢こんぶがこの問題をどう解決したのかというと、たまたま友達のyasu氏がDELLの再インストールCDを持っていたのでそれを借りてインストールを完了した。なんかちょっとグレーな気もするが、少なくともライセンスは持っているわけだし、その後のMicrosoftの
「あんたのWindowsは本物?」
認証も通ったので、まあ問題ないのだろう。
てなわけで、DELLの中古マシンの場合はライセンスシールが筐体についていても、OSインストールには付属のCDが必要になるので注意が必要だ。
つまり、オークションでDELLのライセンスシールが単体で出品されていても、そのプロダクトキーではOSインストールはできないので
絶対に買ってはいけない。
そもそもシールを筐体からはがした状態で売買すること自体がライセンス違反なわけだが、、、。
さて、プロダクトキー無効なDELLに対してNECはどうだったのかというと、プロダクトキーが有効だった。
とりあえず手持ちのXP-ProのCDでインストールしたところ、筐体貼付のライセンスシールに記載されたプロダクトキーは問題なく認識されインストールは完了。最終的に本物Windowsチェックにも通ったのでプロダクトキーが有効であることが確定した。
おそらくDELLの場合は複数のPC本体に同じプロダクトキーの記載されたライセンスシールを貼付しているのだと予想。この方が手間が省けるので、その分コストを抑えられるというわけなのだろう。
これに対してNECは個々のPC本体にすべて別々のライセンスシールを貼付していることになる。
リカバリーメディアを持っている分にはどちらでも変わりはないと思うのだが、メディアをなくしてしまったり中古を買ったりという場合には大きな差が生じることになる。
DELLの場合、メディアをなくしてしまった場合は再度購入することもできるが、ユーザ登録(購入時に自動登録されると思われる)されていないとサポートはしてくれないので、友達から本体をもらったとか中古で買ったという場合はどうしようもなく、再インストールCDをオークションで手に入れるとかの方法しかない。
NECの場合もメディアを購入することができるのだが、そのために必要な情報はプロダクトキーのみだ。つまり中古で本体を買っても、その筐体にライセンスシールが貼ってありさえすれば正規のメディアが簡単に手に入る。
結局DELLは最初に買った客以外はユーザと認めず、NECは自社のマシン(それが中古であっても)を使っている人はユーザと認めるという対応なのかなと思う。
まあDELLがサポートを薄くすることで価格を安く設定しているということなら、それがわかっていて購入する分には問題は何もない。ただ、厚いサポートを期待する人や、中古の本体とライセンスシールを安く手に入れて使おうという人は気をつけたほうが良いということだ。
こうなると気になるのが、各メーカでプロダクトキーの有効/無効はどうなっているかということだが、ざっとネット検索した限りではそういうリストは見つからなかった。
インストール完了後の状態からプロダクトキーを割り出すソフトは存在するので、まめな誰かが調査してくれてると、ライセンスシールだけしか付属してない中古PCを買うときに安心なんだけどなあ、、、。
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それは、
○筐体に貼ってあるライセンスシールのプロダクトキーは
無効なことがある
ということ。
パッケージのWindowsを買った場合、
a)メディアからインストール。
b)インストール途中でライセンスシールのプロダクトキー入力。
c)インストール完了後30日以内にMicrosoftの認証を受ける。
という手順を踏むことになる。
通常メーカ製のマシンにプリインストールされているOSは、プロダクトキーの入力とか認証作業は不要な状態になっている。OS再インストールの場合もリカバリーメディアさえあれば工場出荷状態に戻せるので問題はない。しかし中古PCにはリカバリーメディアが付属していないことも多く、実際今回買ったDELLとNECのマシンも筐体以外には電源ケーブルすら付属していない状態だった。
こういう場合は上記a)b)c)の手順でOSインストールする必要があるのだが、DELLのマシンに手持ちのXP-Proのメディアからインストールしたところ、筐体に貼ってあったライセンスシールのプロダクトキーを受け付けないという状態になってしまった。調査してみた結果、どうもDELLの場合はライセンスシールに記載されているプロダクトキーは有効なものではないらしいということがわかった。さらに新規購入時のDELLのマシンにはリカバリーCDと再インストールCDというものが付属していて、
リカバリーCD
->工場出荷状態に戻す。
プロダクトキー入力も認証作業も不要。
再インストールCD
->OSをクリーンインストールする。ドライバインストールは別途必要。
プロダクトキー入力も認証作業も不要。
ということも判明。
パッケージ版のWindowsと中身はほとんど同じと思われる再インストールCDでプロダクトキー入力も認証作業も不要な理由は、本体のBIOS内のデータとCDに含まれるOEM情報が一致した場合は認証まで終了した状態になるためらしい。
で、結局酢こんぶがこの問題をどう解決したのかというと、たまたま友達のyasu氏がDELLの再インストールCDを持っていたのでそれを借りてインストールを完了した。なんかちょっとグレーな気もするが、少なくともライセンスは持っているわけだし、その後のMicrosoftの
「あんたのWindowsは本物?」
認証も通ったので、まあ問題ないのだろう。
てなわけで、DELLの中古マシンの場合はライセンスシールが筐体についていても、OSインストールには付属のCDが必要になるので注意が必要だ。
つまり、オークションでDELLのライセンスシールが単体で出品されていても、そのプロダクトキーではOSインストールはできないので
絶対に買ってはいけない。
そもそもシールを筐体からはがした状態で売買すること自体がライセンス違反なわけだが、、、。
さて、プロダクトキー無効なDELLに対してNECはどうだったのかというと、プロダクトキーが有効だった。
とりあえず手持ちのXP-ProのCDでインストールしたところ、筐体貼付のライセンスシールに記載されたプロダクトキーは問題なく認識されインストールは完了。最終的に本物Windowsチェックにも通ったのでプロダクトキーが有効であることが確定した。
おそらくDELLの場合は複数のPC本体に同じプロダクトキーの記載されたライセンスシールを貼付しているのだと予想。この方が手間が省けるので、その分コストを抑えられるというわけなのだろう。
これに対してNECは個々のPC本体にすべて別々のライセンスシールを貼付していることになる。
リカバリーメディアを持っている分にはどちらでも変わりはないと思うのだが、メディアをなくしてしまったり中古を買ったりという場合には大きな差が生じることになる。
DELLの場合、メディアをなくしてしまった場合は再度購入することもできるが、ユーザ登録(購入時に自動登録されると思われる)されていないとサポートはしてくれないので、友達から本体をもらったとか中古で買ったという場合はどうしようもなく、再インストールCDをオークションで手に入れるとかの方法しかない。
NECの場合もメディアを購入することができるのだが、そのために必要な情報はプロダクトキーのみだ。つまり中古で本体を買っても、その筐体にライセンスシールが貼ってありさえすれば正規のメディアが簡単に手に入る。
結局DELLは最初に買った客以外はユーザと認めず、NECは自社のマシン(それが中古であっても)を使っている人はユーザと認めるという対応なのかなと思う。
まあDELLがサポートを薄くすることで価格を安く設定しているということなら、それがわかっていて購入する分には問題は何もない。ただ、厚いサポートを期待する人や、中古の本体とライセンスシールを安く手に入れて使おうという人は気をつけたほうが良いということだ。
こうなると気になるのが、各メーカでプロダクトキーの有効/無効はどうなっているかということだが、ざっとネット検索した限りではそういうリストは見つからなかった。
インストール完了後の状態からプロダクトキーを割り出すソフトは存在するので、まめな誰かが調査してくれてると、ライセンスシールだけしか付属してない中古PCを買うときに安心なんだけどなあ、、、。
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