・調子の悪いプリンタがどうしたら直ったかという話とネット上のデータベースの話。2008/08/11 23:59

コミケで頒布するための「ガンダムかるた」を自宅のプリンタで印刷しているのだが、どうもプリンタの調子が悪い。

調子よく印刷していたかと思うと、突然「ガガガッ」という音とともに止まってしまい、パソコンの画面には
「エラー5100 エラーが発生しました」
の文字。

とりあえずプリンタの電源を落として入れなおすと、また何事もなかったかのように調子よく印刷できる。これがかるたの表印刷40枚に1-2枚の頻度で発生するのだが、途中まで印刷したページの紙とインクは無駄になるし、いちいち電源を入れ直すのが面倒ではあるものの、とりあえず大問題にはならず印刷はほぼ順調に進んだ。

そうこうしているうちになんとかかるた本体70部の印刷が完了し、解説書印刷に移ったときに大問題が発生。

1枚目の印刷で必ず止まってしまう

のだ。

しかもこれは電源入れ直しでも解消せず、つまり解説書は1ページも印刷できない状態。(T_T)

今日がコミケの五日前なので当然修理は間に合わず、新しいプリンタ購入を覚悟せざるを得ない。とはいえ、もったいながりの酢こんぶのこと、自分で何とかする方法はないものかとネット検索してみると、似たような現象と対策が掲載されたページを見つけることができた。

それが以下の場所なのだが、

http://okwave.jp/qa2957545.html

要するに、プリンタの中にある、プリンタヘッド位置の基準となる半透明のフィルムが汚れて正しく読み取れなくなると、ヘッドの位置がわかんなくなってエラーになる、ということらしい。

掲載されている機種は違うが同じCANONのプリンタなので似たようなもんだろうとプリンタの中をのぞいてみると、確かにヘッドを動かすベルトの手前に半透明のフィルムがある。肉眼で見た限りでは特に汚れているという感じではなかったのだが、左のほうに白い埃がついているようにも見えたので、とりあえず息をかけて吹き飛ばしておいた。

こんなことで直れば世話ないよなあ、とか思いながら電源を入れて印刷開始してみると、調子悪かったのが嘘のようにサクサク印刷できる。最終的には解説書13ページx70部の計910枚が一度も止まることなく印刷完了となった。\(^o^)/

というわけでプリンタを買い換えることなく無事かるたの印刷は終了したのだが、改めてネットには膨大な知識やノウハウが蓄積されているというのを痛感した。ネットの知識データベースがなければ酢こんぶは今回新しいプリンタを買っていたに違いない。無駄遣いしなくてすんだのでよかったのだが、このデータベースがさらに巨大になっていくことに関しては危惧がないでもない。

それは、

正しい情報とそうでない情報の区別がつかなくなるんじゃないか

ということだ。

これまでに存在したデータベースは百科事典であったり、広辞苑であったり、信頼できる個人や会社がまとめたものだったりして、ほぼ正しいことが保証されていたわけだが、ネットのそれはそうではない。正しい情報とそうでない情報が混ざり合い、その中から正しい情報を得るには個人の判断力が必要とされる。現時点でもそうなのだから、さらに巨大になったネットのデータベースは正しいか正しくないかの判断すらできないほど混沌としたものになってしまうかもしれない。

ネットの中には間違った情報を修正しようとする人もいるだろうし、意図的に間違った情報を流す人もいるだろう。ネットのデータベースが生き続けるか、それとも死に至るかは、両者の力関係によるのだろうか?

まあ結局なるようにしかならないのだろうが、個人的にはすごく便利だと思うので

「すばらしい知識の集合体」

として生き続けてほしいものだと思う。

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・最近のインクジェットプリンタは、インクの色数が減ってるんですねえ。2008/08/13 23:59

プリンタの調子が悪くて新しいプリンタを買おうとしたとき、Canonのページでプリンタの情報を調べたのだが、手持ちのプリンタに比べてインクの色数が減っていることに驚いた。

もともと、より高い写真画質を実現するためにインクの種類はどんどん増えて、最大9種類まで増えたはずなのに最新のA4単機能プリンタでは最上位機種でも5種類しかない。

ちなみに5種類というのは

Cyan
Magenta
Yellow
Black
顔料Black

顔料Blackは文字印刷を鮮明にするためにあるものだから、基本的に通常の印刷に使うCMYKのみとなっている。

これに対して酢こんぶの手持ちプリンタには

PhotoCyan
PhotoMagenta

の2色が追加されていて、通常のCyan/Magentaに比べて薄い色になっている。これらが最新機種で廃止された理由は、インクの粒子がより細かくなったからだ。( 推測(^_^; )

手持ちの機種ではヘッドから飛ばせるインク滴の最小容量は2pl(ピコリットル)、最新機種では半分の1plとなっている。もともとPhotoCyanが導入された理由は、Cyanを使ってCyanよりも薄い青を表現しようとするとディザ等を使ってもドットが目立ってしまうので、しかたなく薄い色を用意したということだと思われる。これがドットの面積が減ったことによって目立たなくなったので薄いインクが必要なくなったのだろう。

で、このインクの種類が減ったこととインク滴の最小容量が半分になったというのはいいことずくめだ。

インクの減り具合を見つつ、補充するインクの種類と本数を考える面倒くささが軽減されるし、何よりインクを使う量が減るような気がする。事実ネットの書き込みで、Canonの最新機種に変えたらインク使用量が格段に減ったというのがあり、一度に大量のインクを消費するかるた印刷では、原価にかなりの影響を及ぼすことが予想される。さらにA4の単機能最新最上位機種は、1万円を軽く下回っているのだ。これって最初についてくるインクの値段を考えると、本体は5千円以下ってことなんだよね。

こうなると、冬コミのためのかるた印刷では新しいプリンタを導入したほうがいいんじゃないかと思えてくるのだが、いかんせん酢こんぶはもったいながりだ。

せっかく調子よくなったプリンタが手元にあって、きれいに印刷もできるのに、新しいプリンタを買うっていうのは抵抗あるなあ、、、。画質が同等っていう保証もないしなあ、、、。

うーん、どうしよっかなあ、、、

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