・3Dのエロ動画(^_^;を見ていたら、ちょっと面白いことに気がついたよ。2009/10/23 12:04

15年位前に立体視というのがはやったことがある。わけのわからん模様の描かれた絵を、目の焦点をずらして見つめると別の絵が飛び出して見えるというあれだ。原理的には、右目と左目に少しだけ視点をずらした2Dの画像を見せると、脳が3Dと勘違いして立体的に見えるというもので、昔から「飛び出す映画」とかにも使われてきた手法。

「飛び出す映画」で思い出すのは、小学生のときに「東映まんがまつり」で観た「仮面の忍者 赤影」の立体版だ。入場するとき、目の部分に赤と青のセロハンを貼った紙製メガネを渡され、なんに使うのかと思っていると、映画の途中で何の脈絡もなく赤影さんが一人で現れ、
「さあ、ここからはメガネをかけて観よう」
とのたまう。
突然そんなこと言われてもすぐには反応できず、メガネをかけないで画面を見つめていると、赤と青のみで構成されたシュールな光景が展開され、いったい何がなんだかわからなかった。今考えればどういうことなのかわかるし、そのつもりで観れば飛び出して見えたのかもしれないが、そのときは飛び出して見えた記憶が全くなく、一緒に行った母親が「飛び出して見えるよ!」と言っていたのをぼんやりと覚えているくらいだ。あれを飛び出していると認識できた小学生はどれくらいいるのだろうか、、、。

まあそれはさておき、最近の映画業界やTV業界でも3Dはホットな話題で、いろいろな方式で3Dを実現しようとしているようだ。その流れに呼応したということなのかどうか、最近3Dのエロ動画というのを入手することができた。

その動画というのがどういうものかというと、右目用と左目用の画面が左右に同時に表示される。そのままでは同じ動画を2画面で表示しているようにしか見えないのだが、これを立体視の要領で目の焦点をずらして右と左の画像が重なるように観ると、動画が立体的に見えるというものだ。サイズを大きくすると平行法では左右の画像を重ねて観るのは不可能なので、交差法を使って観る事になるが、奥行きのある場面(こっちに向かって足を伸ばしてるとか)だと、結構飛び出して見える。

で、しばらく動画を鑑賞していて面白いことに気がついた。それは、

(1)立体視する前より画像が小さく見える。
(2)立体視する前より解像度が高く見える。

ということだ。

画像が小さく見えるのは交差法で焦点が実物より手前にあるからかと思うのだが、詳しい原理はよくわからない。いままで何度も立体視をしてきたが、画像が小さく見えることには気がつかなかった。交差法で小さく見えるのなら平行法では大きく見えるかと思ってやってみたのだが、大きくなったようには見えなかったので、焦点の前後に関係ない理由なのかもしれない。

次に解像度が高くなったように見える件だが、視点の違う二つの画像を重ねているのだから、情報量が多くなったように見えても不思議はないという気もする。ただ、画像が小さく見えるようになった副作用で解像度が高くなったように感じているだけかもしれないという考えも捨てきれない。

まあ、「だから何?」と言われても特に何もいえないのだが(^_^;、こんなことに初めて気がついて面白かったので書いてみたということでひとつ、、、。

あ、そういえば立体視した状態でスクロールバーを使って面白くないとこを飛ばそうとすると、スクロールバーのどこをクリックしたらいいのかぜんぜんわからないので立体視を解除しなくちゃなんなくて、エロ動画に集中できないのが最大の問題点かなあ、、、。

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