・歌を聴いて鳥肌立ったことってある?2006/04/18 17:33

月刊少年マガジン連載中の「BECK」のコユキの歌をマンガの中で聴いたら、きっと鳥肌が立つに違いないと思う。でもマンガ読んでるときには実際に音が聞こえるわけじゃないから、自分の想像力で鳥肌が立つ歌を作り出しているに過ぎない。これって「ガラスの仮面」の北島マヤの演技と同じく、そのマンガを実写ドラマやアニメにすると決定した時点で失敗作になることを約束されてるようなものだよね。実際失敗作だったし。(^_^;

じゃあ現実世界で鳥肌が立つ歌に出会えるかというとかなり難しい。特に酢こんぶは左脳な人なので、歌詞に感動することはあっても、歌自体に感動することはない。

、、、、と思っていたが、2004年の正月に、歌を聴いて鳥肌が立つということを初めて体験した。

忘れもしない2004年の1月4日、かみさんの実家で何の気なしにNHKののど自慢を見ていると参加者全員の歌が終わり、ゲストの歌が始まった。その名前も知らない女性歌手の歌が酢こんぶに鳥肌を立たせたのだ。

番組はのど自慢だから、参加者の中にはかなり歌のうまい人もいる。しかしそのゲストの歌はあきらかにレベルが違うものだった。

ひとつひとつの音を発するのに細心の注意が払われているのがはっきりとわかり、恐ろしく張り詰めた空気として伝わってくる。その緊張感で画面から目が離せず、全身に鳥肌が立つのがわかる。

それは、歌の世界におけるプロとアマの超えられない壁というものを、40年以上生きてきて初めて意識した瞬間でもあった。

それにしてもあのひとはどこの誰だったのだろうか。30前後の割と普通な感じのひとだったが、あの人は売れて欲しいなあと心底思う酢こんぶであった。

------------------------------------------
このブログの本店「木全屋かるた堂」もよろしくです。

・ファーストガンダムのかるた売ってます。
・ファイル整理に便利な自作ツール置いてます。
・写真(コスプレ、ポートレート、動物)公開してます。
------------------------------------------