酢こんぶの思考錯誤(^_^;日記

久しぶりにコミケに受かったので、いつもの「ファースト上級者向けかるた」と「拡張キット」を頒布に行きます！

「ファースト上級者向けかるた」はファーストガンダムをモチーフにしたかるたですが、なんで「ガンダム」という文字が入ってないかというと、権利関係に厳しいサンライズに配慮したということになっています。まあいまさらって感じもするので説明するときは「ガンダムかるた」と言ってますけどね。

で、このかるたの特徴はというと、

(1)五十音が揃っていて、しかも五七五になっている

世の中にガンダムのセリフを使ってかるたを作ったという例はいくつかあるようですが、知っている限りではセリフをそのまま読み札に使っているものばかりで、五七五になっているものはうちのかるたが唯一だと思います。

そもそも店主のキマタンが昔遊んだ「キャシャーンかるた」をガンダムでもやってみたいと考えていたときに思いついた、

「死んだのは 坊やだからさ ガルマザビ」

という読みが出発点なので、最初から五七五になることが運命づけられていたということでしょう。しかしこのときキマタンは、この方式で五十音を全て埋めるのは恐ろしく大変だということにまだ気づいていなかったわけですが。(^_^)

ちなみに絵以外を酢こんぶが担当した「拡張キット」では、五十音の縛りを考えずに好きな名場面を選んだので割と楽でしたけどね。(^_^;

(2)絵札に文字が入っていない

普通のかるたは絵札に文字が入っていて(「犬も歩けば棒にあたる」なら「い」というように)、読み札が読まれれば絵の内容とは関係なく絵札を取ることが可能ですが、うちのかるたはそんなに甘くありません。絵札に文字が入っていないので、読み札の内容から場面を想像して絵札を取る必要があり、これが「上級者向け」の所以となっています。

実は、キマタンの作った試作バージョンの絵札には最初の一文字が入っていたのです。これを使ったかるた取りシミュレーションに参加した酢こんぶの提案で文字がなくなったのですが、この結果絵札の裏に文字が入ることになり、かるた製作の手間が段違いにアップしたことだけは後悔してます。(T_T)

あと、文字が入っていないことで、絵を見せて文字札を取るというさらに上級者向けの遊び方もできますが、まだやったことありません。(^_^;

(3)解説に気合が入っている

かるた本体もそうなのですが、ヒント集(解説)にも気合が入っています。このヒント集は、読み札を読んだとき、誰も場面を想像できなかった場合に読み人がヒントを出すために作られたのですが(「ルウム」といえば「黒い三連星」ですねー、とか)、状況を説明する文章に製作者の思い入れがずいぶんと入っています。酢こんぶが拡張キットを作ったときは、この解説文を書くのに一番時間がかかっていて、今読み返しても感動で涙が出たりします。(年のせいという話もある)


というようなかるたをこの三連休で、50部ずつ製作完了。あとはポップやらポスターやらを用意すればOKという状態となりました。

この年末12/29(土)は、東京ビッグサイトのコミケット
「東3ホール キ-58a」に是非お越しください。m(_'_)m

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