・とうとうDVD-RAMから乗り換える時が来たのか?2008/12/08 17:05

100枚/月程度のDVD-RAMを消費し続けている酢こんぶにとって、安いDVD-RAMの供給が絶たれることは死活問題だ。だが、もうすぐその日がやってくるかもしれない。

DVD-RAMの在庫が少なくなってきたので、いつものように台湾製のメディアを売っているサイトに注文に行ってみると、そこには

「メーカー在庫限り」

の文字が。

殻なし両面DVD-RAMは現時点でこのメーカーからしか出荷されておらず、殻付きは高いので買う気がしない。ということは、このメーカーが生産をやめてしまえば、事実上酢こんぶはDVD-RAMを使うことをあきらめなければならない。

さて、どうしたものか。

現時点で考えられる選択肢は以下の通りだ。

(1)大容量HDD(1TB程度)
(2)BD-RE 片面2層(50GB)

1TB HDDはすでにGB単価としては、DVD-RAMより圧倒的に低価格(DVD-RAMがHDDの3.5倍程度)だ。しかし多くのHDDが壊れるのを見てきた身としては、長期保存するデータをHDDに入れたくないし、もしHDDが壊れると光メディアとは比較にならない量のデータが吹っ飛ぶことになる。

BD-REのGB単価は現時点でDVD-RAMと同等程度だが、これから安くなっていくと思われるし、50GB単位だから一気に大量のデータが吹っ飛ぶこともない。

ということで、このブログを書き始めるまでは、BD-REを選択しようと考えていたのだが、HDDのGB単価を書いているときに、ちょっとまてよ、、、という考えが浮かんだ。

GB単価が1/3.5ということは、同容量のHDDを2台用意して片方をバックアップ用としても、まだまだHDDの方が安い。さらにスペースファクターもDVD-RAMとは比べ物にならない。もしBD-REが安くなっていくとしても、HDDだってそれを上回るスピードで安くなっていくはず。書き込みスピードだって光メディアとは比べ物にならないくらい速いから時間の節約にもなる。

あれ? 思いがけず、結論は

「最良なのは、きちんとバックアップを取ったHDD」

ということになってしまいそうだ、、、。

これって光記録メディアの今後を暗示しているような気もするなあ。

パッケージメディアとしてBDは生き残っていくだろうけど、記録メディアとしてはHDDのコストを下回るのは難しい気がする。残るのは自分で撮影したものを他人に渡すという用途だが、ネットワークが電気や水道と同じように、あって当然のインフラになったときには必要ない気がするよねえ。

こうしてみると、光ディスク事業からさっさと撤退した東芝は正しいような気がしてくるけど、そういう世の中になるのが10年後で、他メーカーも十分に準備ができるような状況なら東芝にはあまりアドバンテージはないだろう。

東芝としては、はやいとこ光記録メディアを必要としない世の中になるようにドライブをかけないとあかんのじゃないでしょうかね。

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